事例詳細 :【海藻】 テングサ
●「テングサ」の特徴
寒天
石花菜と呼ばれる海草。赤紫色をしていますが、天日乾燥することで退色し白くなします。これをさらに乾燥させると寒天の原料になります。寒天はテングサのほかにオゴノリを原料とすることもあります。もともと冬空でところてんを乾燥させたものから始まったため、冬の「寒空」に干した「ところてん」から「寒天」と命名されたそうです。現在では細菌培養法が確立されたために、ほぼすべての粉末寒天が工業的な製造法で作られており、冬場に見られる風景のテングサの天日干しを行っているところはほとんどなくなってしまいました。成分のほとんどは食物繊維で、人間の消化酵素ではほとんど分解されないため、便通が良くなることで有名です。